関東と関西の違い
中央競馬の騎手は競馬学校卒業後に関東か関西の厩舎に所属する事になります。10年前ぐらいからここ最近までは、競争馬の成績は西高東低と呼ばれ、関西馬の活躍が目立ちその西高東低のキッカケともなった騎手といえるのが、武豊騎手です。ここ数年は関東馬の活躍も目立ち、西高東低のバランスも崩れかけている競馬界ですが、騎手の世界においては、関東は古いスタイルを守っているというのが現状です。
一般的に関西の調教師は、減量がある新人騎手を積極的にレースに乗せる事で、勝ち星を増やしていきます。逆に関東では新人時代は騎乗馬に恵まれず、減量のメリットというのを関東の調教師はあまりあてにしていません。
そのため関西の馬券を買う場合、減量騎手で勝負する調教師も多いため、一通り馬券を押える必要があるのです。逆に関東では、上位騎手に比較的強い馬が回ってくる事が多く、無名の騎手が馬券に絡む事が少ないのが現状です。
この状態は実際に馬券の配当に顕著に表れており、関東では比較的本命傾向が多く、関西は配当も高く本命決着が少ないのが特徴と言え、武豊や安勝の騎乗数が減少傾向にある現在は特にその傾向が強くなっています。
三浦騎手の活躍で一時期関東の古い体制が変わる可能性も期待されていましたが、三浦騎手の独立と共に元に戻りつつある関東。武豊の年齢による衰えと安勝の騎乗数の減少に加え、福永・岩田両騎手の安定感の不足が否めない関西。この現在の両地区のバランスは常に頭に入れておく事で馬券の検討材料になるのです。